「迷走する瞑想集811」 2017/09/22

少なくとも日本国内で 「タバコは本人にとっても周りの人にとっても有害だ」 のコンセンサスが
得られたのであれば、「タバコは、日本国内で販売禁止にすべきだ」 と誰も言わないのはなぜだろう?
タバコを嫌っている団体や医師会などが、どうして決意表明しないのか?  なぜ
「税金をもっと高くしろ」 程度の腰が引けた要求しか出してこないのか?


税金を高くしても、金持ちなら痛くもかゆくもないだろう。  彼らなら 「タバコが買える」 ことを
新たなステータスにするかもしれない。  消費税と同じで、タバコ税は低所得者をいじめるだけだ。
回りくどいことをするより、スッパリ禁止にして引導を渡した方がよっぽど人のためになる、と思わないのか?


その要因は二つあると、私は考える。
一つ目は、コンセンサスがいまだ完全に一致していない。  そもそも根拠となる 「疫学」 の方法自体が
かなり恣意的な疑いがあり、その結果のみが一人歩きしている。  その上他の原因究明(例えば排気ガス)を
いっさいやっていない節がある。  どうやら 「一つ見つかったから、あとはいいや」 らしい。


二つ目は、本来健康を求める団体が、健康と金を天秤にかけているという疑惑。
タバコには税金で、年間2兆円の収入のお世話になっている。  タバコを禁止すれば、代替えの収入源を
探さねばならなくなる。  これは財務省の仕事であって、健康団体は不健康なものの除去のみを考えてれば
いいはずなのだ。  だから安心して 「タバコ禁止法案」 を造るよう議員に圧力をかければよい。


しかしそれをやらないということは、「健康と金」 を天秤にかけていると疑われても仕方がない。
たとえば 「2兆円分の福祉予算の削減」 を言い出されるのが怖いとか・・・。
タバコを禁止することによって、肺がんの死亡者が激減するのだから、医療費の予算が削減になったとしても
痛くもかゆくもないはずだ。  タバコ反対者の論理でゆけばそうなる。  喫煙者に情けは無用なはずだ。


しかしその副作用として、年金の給付期間が大幅に伸びるだろうから、そちらの方をどうするかだ。
喜ばしいことではあるが・・・。  新たな財源がなければ、給付開始時期を遅らせるしかないだろうな。
人々がより健康になったんだから、これにも反対というわけにはいかないだろう。
「なんで喫煙者のとばっちりを、俺たちが被らなけりゃならないんだ」・・・貴方たちの善い行ないの結果だ。


タバコは確かに嗜好品だ。  だがたとえなくなったとしても、喫煙者は生きていくことができる。
多少イライラはするだろうが、やがてニコチンは抜けてゆくし。  だから安心して撲滅運動をされたし。
でないと、「禁止と言えないのが、禁止運動の弱みだ」 と悟られてしまう。
「税金をもっと高くしろ」 は財務省が言うことであっても、健康団体が言うべきことではない。


それとも、健康団体は財務省の外郭団体なのかな?

「迷走する瞑想集810」 2017/09/22

同じ嗜好品でタバコの話だが、私のタバコは 「メビウス モード01 スタイル+」 という銘柄である。
しばらくすると、「・・という製品であった」 になるだろう。  現に販売店から消えつつある。
「統合」 とかで長いタイプに一本化されるらしい。  私は短いので十分なのだが・・・。


こいつはスリムタイプのタバコで葉が少ないはずなのに、吸い終わる時間が普通サイズと変わらないという
かつ灰皿が満杯になりにくい重宝なタバコだった。  統合後のロングサイズでも値段は一緒だから、なにも
「短いサイズ分吸ったら、投げればよいではないか」 で構わないのだが、なにかもったいない気が・・・。


「ロングサイズの方が売れているから、そちらに統合する」 の販売店の主張は、本当に正しいのだろうか?
前に何度か品切れの憂き目を見たのは、ショートサイズの私のタバコの方だった。  それに
紋次郎の爪楊枝のようなロングサイズを吸っている人を、私は喫煙所で見たことがない。


そんなに大量に、誰が買っているのだ?  が私の疑問だ。  確かに長いから
火を点けるとき顔からより離しているのは確かだ。  ということは、髪の長い女性が吸っているのか?
確かに昔はスリムタイプは、「女性用」 とは聞いたことがある。  しかも女性は、街の喫煙スペースになど
おおっぴらに来て吸わない・・どこかで吸っているのだろうが。  では彼女らが購入しているのか?


しかし 「女性の好むタバコ ベスト5」 には、私のスリムタイプは入っていなかった。
どこでもは吸いにくいから、吸うときは長めのサイズでゆっくりと吸うのは、なんとなく想像できる。
男はポケットにロングサイズを入れておくと、折れる危険性がなくもない。  しかしバッグの中なら
へし折ってしまうことは、まずないだろう。


スリムタイプが好まれるのも、外見を気にする女性なら十分頷ける。  気にしない人であるなら
普通サイズでも何ら支障はないだろう・・普通サイズのロングタイプでも。
タバコは不思議なことに、ショートサイズとロングサイズの値段が同じなのだ。  葉の量が明らかに違うのに。
だから、経済観念の発達した女性なら、迷わずロングタイプを選ぶはずだ。  お得だから・・・。


しかしこの仮説の真偽のほどは、残念ながら確かめることができない。
そうこうしているうちにも、私のタバコはどんどん販売店から消えてゆく。
また次のタバコを探さねばならない。  「そんならやめたら?」 馬鹿を言っちゃあいけない。
私は税金を払いたいのだ。  そのために、タバコは日本国内で禁止されないのだから。


税金を払ってこそ、正々堂々と福祉を国や自治体に要求できる。  たばこ税収入年間2兆円を支えているのだ。

「迷走する瞑想集809」 2017/09/22

「そんなこと言ったって、メーカーの規模が比べものにならないじゃないか」
なるほど、確かに雑誌やテレビのコマーシャルは、問題にならないほどすごいし
あれだけコマーシャルに金をかけられる企業規模なら、福島県の造り酒屋など相手にならないだろう。
しかも、コマーシャルの見合うだけの生産量がちゃんとあるし・・「売らんかな」 に徹してるともいえる。


当然ああいう大会社も、瓶入りの最高級日本酒は造っているはずだ。  いわば
トヨタやホンダやニッサンのスポーツカーのような存在で、採算をある程度度外視した製品のことだ。
「うちでは本気になれば、こういうものでも造れますよ」 と暗に言っているし
「しかし儲けは、普通車部門でガッチリ稼がして貰いますから」 ということなのだ。


福島県が 「日本酒王国」 を名乗るなら、どちらの方向を目指すのか?
あくまでも、小規模で高級品狙いの方向で行くのか?  多くの醸造元を潰さないために・・・。
話は違うが、田んぼの一区画の面積でも、福島県と隣の新潟県では条件が違う。
地形勾配の関係上、一筆の田んぼの面積にも制約が出てくるのだ。


たとえば新潟平野なら平坦な地形だから、1町区画(1ヘクタール)も難なく整備できるだろう。
作業効率でいえば、大区画ほど有利である。  大型の耕作機械が動き回れるし。  私の聞いた話では
千葉県などはそれを上回る2町区画(2ヘクタール:長辺200m)の田んぼまであるそうである。  
しかるに福島県では、いまだに3反区画(30アール)が主流で、1町区画はそうそう増やせない。


無理に造れば、田んぼと田んぼの間の段差が極端に大きくなってしまう。
八郎潟などとは所詮、条件が違うのだ。  農家一戸あたりの耕作面積も全然違うし。
いかんともしがたい基礎的条件の違いを持ちながら、それでも各県の農家は米を作っている。
作業効率で劣るならその分、より美味い米を目指すとか・・・。


あるいは福島県の日本酒も、こうした 「棲み分け」 を狙っているのかもしれない。
より収益が上がるのは、大区画ほ場であり大量生産できる巨大メーカーであろうが、それがすべてではない。
小区画や少量生産でも、逆に手間をかけられるという利点がある。
大雑把な大区画栽培より、稲の生育状況を把握するには小区画の方が目が届きやすい。


常に何事にも、一長一短は存在するのだ。  安ければいいと言われる米作でも、美味い地方の米は
いまだに高い買値がつくしよく売れる。  生活に余裕が出てくれば、より美味い米の方にシフトしてゆくのだ。
必ずしもいちばん安い米が、いちばん売れるわけではない。  よく言われる外食産業も例外ではない。
客の舌が肥えてくれば、どうしても安かろう悪かろうの米は敬遠せざるを得なくなる。


米が不味ければ、他の料理が絶品でも客の足は遠のくから。  米の飯を出さない料理店なら
ほとんど影響はないだろうが。  しかし日本人が一年間、米を食さないでいられるだろうか?
私でさえも、安い値段でより美味い酒を常に探し続けているのだ。  そして浮気をしつつも
結局は 「金紋・奥の松2リットル紙パック入り」 に帰ってくるのだ。  私の口に合うから。

「迷走する瞑想集808」 2017/09/21

ここまで書いてきて突然ひらめいた。  「あの泥炭を燃やして、ウィスキーを造ったら」。
実例は北海道で実証済みである。  北海道の南部にも、泥炭地帯が広がっている。
ニッカ・ウィスキーは北海道で造り始めなかったか?  実は郡山市にも
ウィスキーを造っている醸造所が存在する。  「笹の川酒造」 がそれだ。


本来は日本酒の醸造元だが、独自のウィスキーも製造・販売している。
『963』 という名で、なにかルパンを思わせるがそうではない。  これは
郡山市の郵便番号なのだ。  私も、赤ラベルを飲んだことがある。  美味かったが、高価なため
二本目を買うには至らなかった。  生意気にジョニー・ウォーカーと同じく、黒ラベルもある。


しかし値段は、両方とも一緒だ。  日本酒の辛口・甘口の分け方と思われる。
こういうところは、いかにも日本酒メーカーだ。  で、これに湖南の泥炭を燃やして蒸留すれば
立派にスコッチ・ウィスキーの香りがつくはずだ・・とは、すでに考えたであろうなあ。


それにしても、ウィスキーは贈答用だと考え違いをしていないか?  飲んべえは、安い酒を
大量に購入する生き物だ。  飲んべえに支持されなくては、発展は望むべくもない。
その意味では、福島県の日本酒メーカーも考え違いをしている。  高価な瓶入り大吟醸など
大酒飲みが自分で買うものか。  灘のメーカーの方針は、その意味では正しい。


どこの酒のコーナーも、灘の2リットル紙パック入りで溢れている。
過去の栄光もかなり効いているのだろうが、普及版を大量に販売してこそ、儲かるのだ。
名誉だけでは食えないことに、そろそろ気がつくべきだ。
どこの酒屋にも必ず置いてある酒、こうならなくっちゃあ嘘だよ。

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